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INTERVIEW

プロジェクト全体を担うから感じる、
責任とやりがいと面白さ。

Vol.01

意匠建築設計一部

神谷 優梨子(2019年入社)

CHAPTER 01

都市スケールで建築を考えた学生時代

学生時代は建築意匠の研究室で学んでいました。学部時代の設計課題をまとめてポートフォリオをつくる際、自分自身の語り口が、個々の建築のデザインというよりは「建築によってまちがどうよくなるのか」を強調していることに気付きました。そのころから、都市スケールで建築に関わることができる組織設計事務所で働くことを漠然とイメージしていたのかもしれません。

当時、複数の会社の説明会に参加していましたが、働く上では社員の人柄や社風が非常に大事だと思っていたので、その点を重視して見ていました。サマージョブでお世話になった三菱地所設計の先輩方は、自由な働き方が服装に現れていたり、学生に対しても惜しみなく時間を使ってくれたり……おおらかで柔軟に対応できる雰囲気を感じ、魅力的に映りました。実際に入社してからも、コンペ前など忙しいときもギスギスした空気がなく、みんなで頑張ろう! という空気感があり、よい点だと思っています。

CHAPTER 02

プロジェクトチームをまとめる責任と醍醐味

2022年に竣工した「持田製薬本社」には、工事現場段階から参画しました。初めての竣工物件だったため、図面やパースで検討していた空間が質量をもった壁や空間になっていることに感動しました。週に2~3日程度現場に通い、施工者やメーカーと打ち合わせをしたり、建材のサンプルチェックなどを行ったりしたのが懐かしいです。先日、竣工2年検査で久々に現地を見ることができました。クライアントが実際に建物を利用されている様子を拝見して、自分たちが想定していた以上に使いこなしていただくシーンもあり、新しい発見があって面白かったですね。

これまで私が携わったプロジェクトでは、意匠が主管部として多職能からなるチームをまとめる立場になることが多くありました。クライアントと直接やりとりしながら要望を汲み取り、設備や構造といった各担当者と相談しながら設計を進めていく、まさにワンストップ窓口のように動く機会が非常に多かった印象があります。意匠という職能はこれほどまでにプロジェクト全体への責任を感じる立場だったのか、と改めて気づかされました。

クライアントとやりとりをしていると、ニーズに応えて提案を重ねるうちにどうしても目線がその建築の中に収まりがちです。そこでまちづくりの観点や、周りの建物への影響といった外を向いた考え方もうまく噛み砕きながらクライアントに共有していくことがとても大切です。プロジェクトが広い視野をもつことが、結果的にクライアントや社会全体に大きなメリットがあると伝えるのは簡単なことではありませんが、まちづくりの目線を大切にする先輩方の背中を見て頑張ろうと思っています。

CHAPTER 03

コミュニケーションの敷居の低さで未来をつくる

同じ部のメンバーは社内の近い場所に座っており、プロジェクト関係なく、フランクに話ができる環境があります。また、他職能とのやりとりの敷居も低く、大学時代に隣の研究室の友達に会いに行っていたような感覚で異なる職能のメンバーに質問しに行っています。私が所属する建築設計一部では、ユニットごとの朝会に「雑談タイム」が設けられていて、若手からベテランまで、日々あったことなどを共有するなどしています。後々そこでの話題から話が弾むことも多いです。

現在、入社1年目の後輩と一緒にプロジェクトの会議に参加していますが、最初は一体何が話し合われているのかすら分からないはず。私は、まずは専門的な言葉や内容を翻訳しながら共有し、新人でも主体的に提案できる環境を整えることを重視しています。そうすると、何を質問したらよいかも分かるし、積極的にプロジェクトに参加できるかなと。「ぜひ若手のアイデアを取り入れたい!」という文化の会社なので、個人の成長も早いと感じています。

CHAPTER 04

クライアントと共にチャレンジを重ねる

直近ではホテルの設計を手掛けていますが、ここでは一部を木造化することを目指しています。クライアントは、2021年に北海道で竣工した日本初の高層ハイブリッド木造ホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス札幌大通公園」を見て、当社に声をかけてくださったようです。建てるからには、意義のある木造に取り組もう、ということで、「いろんな視察に行こう」「こんなこともできるんじゃないか」と多くの前向きな言葉をいただき、こちらとしてもその期待に応えようという気持ちでプロジェクトを進めています。これに限らず、私が担当するプロジェクトでは、新しい取り組みにチャレンジしたいとクライアント側からリクエストされることが多く、日々たくさんの刺激を受けています。

木造は耐火のハードルが高く、一定規模を超えると石こうボードなどでの被覆が求められます。とはいえせっかく木を使っているのに、木そのものの質感や温かみを感じられない空間ではもったいない。他職能とも協力しながら、法令やコストと折り合いをつけ、積極的に新しい取り組みにチャレンジしていきたいと思います。

WORK STYLEワークスタイル

ある1日の流れ

10:00
出社・メールチェック
10:30
意匠定例
11:30
施主定例資料作成
12:00
この後の協議に向けてサクッとランチ、移動
13:00
区役所にて行政協議
14:30
オフィスへ戻り施主定例参加
16:00
外注業者指示資料作成
17:00
プラン検討
18:00
帰宅・夕食
19:00
自宅でプラン検討作業の続き
21:00
退勤

MESSAGE神谷さんからのメッセージ

設計や表現の手法が多様化する現在、さまざまなかたちで建築の設計に携わることができるようになりました。当社ではデジタルデザインやワークショップなどを手掛ける部署も近年設立され、みんなで一緒に設計に取り組んでいます。また、海外トレーニー制度などで一時的に海外に出て働くことも可能です。

総合組織設計事務所という、設計会社としては比較的大きな枠組みの中で、自分に合った働き方を見つけて活躍していけたらと思いますし、ぜひ、皆さんの新たな感性でこれからの建築のすがたを生み出していただきたいと思います!

※所属はインタビュー当時のものです。

建築設計一部 神谷 優梨子

プロジェクト全体を担うから感じる、
責任とやりがいと面白さ。

建築設計一部

神谷 優梨子(2019年入社)

構造設計部 柳田 崇貴

まずは「やってみる」ことから。
強い想いで成長できる環境がある。

構造設計部

柳田 崇貴(2019年入社)

電気設備設計部 亀田 智太

技術や人をつなぎながら、
最先端の提案に取り組みたい。

電気設備設計部

亀田 智太(2019年入社)

機械設備設計部 小野田 真帆

経験を重ねて育てていく、
プロジェクトを牽引する設備の力。

機械設備設計部

小野田 真帆(2020年入社)

コストコンサルティング部 岩﨑 恵梨子

組織設計事務所ならではの
環境でできることの幅を広げ、
 多岐にわたるニーズに応えたい。

コストコンサルティング部

岩﨑 恵梨子(2021年入社)

コンストラクションマネジメント部 七里 夏海

誰からも頼られる存在を目指して、
知識と業務の幅を広げ、成長し続ける。

コンストラクションマネジメント部

七里 夏海(2020年入社)

都市開発マネジメント部 青木 凪

「まちを遊びこなす」をキーワードに、
都市の可能性を引き出したい。

都市開発マネジメント部

青木 凪(2020年入社)

都市環境計画部 松本 大知

都市基盤からランドスケープまで、
価値あるまちづくりに貢献し続けたい。

都市環境計画部

松本 大知(2021年入社)

VOICE社員の声をきく

CROSS TALK

社員座談会

社内制度の行使や異動などを経験した、境遇を同じくする者同士が語るリアル

MID CAREER ROUNDTABLE

キャリア入社社員座談会

経験を活かし新たなステージに挑み、魅力的な建築物を三菱地所設計で手掛けたい

PROJECT TALK

プロジェクトメンバー座談会

職能間のコラボレーションで、「新時代のコミュニティ形成」の場をつくる

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