MENUCLOSE
INTERVIEW

技術や人をつなぎながら、
最先端の提案に取り組みたい。

Vol.03

電気電気設備設計部

亀田 智太(2019年入社)

CHAPTER 01

光でつくる「いい空間」を目指して

大学では建築学科で学び、当初は漠然と意匠設計に進むものと思い課題に取り組んでいましたが、周囲の才能豊かな仲間たちを見て、モチベーションの違いに心が折れそうになりました。そんな中、友人と応募したアイデアコンペで「自分は人と協力して何かをつくることが好きなんだ」ということを強く自覚しました。もともと建築に興味があったことに加え、この「人と協力しながら没頭できる」という点がとても向いていると思えたことが、この業界で働きたいと思ったきっかけになっています。

大学院では、建築をデザインする人をエンジニアの立場からサポートしたい、という想いから、光で「いい空間」をつくるべく、光環境を研究しました。照明デザイナーを目指す道もあったと思いますが、より大きく、建物全体の電気をトータルでマネジメントする方に惹かれたことに加え、当時、IoTやスマートビルという言葉がよく聞かれるようになり、こうした最先端技術を扱ってみたい、と組織設計事務所を目指しました。マルチに使える多用途の空間も興味深いですが、ユーザーや空間の使われ方をしっかり想定して設計できるオフィスビルに興味があり、この分野に強みのある三菱地所設計への入社を決めました。

入社2~4年目にかけて、ニコン本社ビル(東京都品川区、2024年7月竣工)の新築プロジェクトの設計を担当していました。先輩から任せてもらい、コラボレーションしている照明デザイナーと、照明やその制御の計画に取り組みました。今日あらゆる建築で要請される省エネ化ですが、そのためにはエネルギー負荷となる設計照度を落とさなければならず、しかし、あまり落としすぎると暗く使い勝手が悪い空間になってしまいます。シミュレーション上で試行錯誤したり、提案資料をつくったり、ときにはクライアントを実際の照明環境にお連れして、対話を重ねて一段一段階段を上がっていく。まさに「みんなで協力しながら没頭する」プロセスとして、とても面白いと感じました。

現在は別の企業の本社ビルの電気設備設計で、ドイツの照明デザイナーと協働しています。語学は得意というわけではありませんが、日頃はメールやリモート会議でやりとりし、来日の際は一緒にショールームに行き、「日本の器具もいいですよ」と提案しています。

CHAPTER 02

多様性で育まれるチーム力

電気設備の職能は、ひとつのプロジェクトに関わる人数が少人数。その分、情報共有はとても重要です。定期的な部会やユニット会で、それぞれが担当しているプロジェクトの紹介や進捗報告をしています。また、電気設備の職能の人は、電気設備設計部だけでなくリノベーション設計部や各支店、他社への出向など、さまざまな場所で活躍しています。こうしたあらゆる年代、部署の電気設備職能者の集まりが年に数回あり、和気あいあいと密に交流しています。

建築学科や電気工学科など、さまざまなところで学んだ人が集まっている電気設備職能には、お互いのバックグラウンドを生かせるよさがあります。建築系出身の方は意匠設計者の考え方や建築の構造を、電気系出身の方は回路構成や受変電の仕組みを学んでいますよね。知っていること、知らないことの差は、仕事をしていけば徐々になくなっていくとはいえ、異なるバックグラウンドの人がひとつの部にいる、ある種の「多様性」で、互いにカバーしながら協力してプロジェクトを進めていくことができています。

電気設備設計部では、毎年グループに分かれてトピックを出し合い、それぞれの興味があることを掘り下げるグループワークを行っています。例えばスマートビルについての調査や、オフィス空間の光や音の快適性を向上させるアイテムについて年度末に成果発表しています。それぞれの興味の方向性の違いが見られて面白いですよ。

CHAPTER 03

新しい技術と人をつなぐ、設計事務所の新しい役割

三菱地所設計は、社員が「こんなことに興味がある」という話をしていると、上司がそういう仕事と引き合わせてくれる、そういうことが起こり得る環境です。社内外のやりとりの中で、さまざまな新しい情報に触れられる場でもあります。こういう「組織の力」は、入社してプロジェクトを担当すれば実感できるはずです。

それと同時に、個人としてのチャレンジも尊重される会社だと思います。もちろん、実現にあたってはクライアントの意向に配慮し、コスト面の課題をクリアしたり、リスクについても考慮したりしなくてはなりませんが、プロジェクトにおける可能性や自分自身の興味の範囲で、いろいろと動けることは間違いありません。

情報技術の発展とともに、電気設備の役割はより広がりを見せています。いろいろな設備が世に出ていますが、これらを建物にどう集約していくのかを考え、スマートビルの実績をどんどんつくっていきたいです。メーカーや最新技術を開発する企業などと組み、クライアントに対してより先進的な提案をするようなことも積極的におこなっていきたいです。こうして自分たちがハブになって技術や人をつなぎ合わせていくことは、これからの設計事務所の新しい役割と言っても過言ではないと感じています。

WORK STYLEワークスタイル

ある1日の流れ

9:00
出勤・メールチェック
10:00
ユニット朝会
11:00
資料作成
12:00
ランチ
13:00
某本社ビル 社内打ち合わせ
15:00
某本社ビル メーカー打ち合わせ
16:00
某商業施設 図面チェック
18:00
移動
18:30
某オフィスビル 現場ライトアップ確認
19:45
退勤

MESSAGE亀田さんからのメッセージ

仕事選びで重視するポイントは人それぞれ。何を目的にその会社を目指すのかはよく考えなくてはいけないと思いますが、これまでに得た知識や環境にとらわれず、社会人として自分がどのように活躍したいのかを想像してみてください!

社会に出て、技術者として信頼される知識や大きなプロジェクトで活躍する場がほしいと考えている皆さんへ。

三菱地所設計には、技術力のある先輩社員に支えられながら知識を習得していく環境や、まちのランドマークとなるような、社会に影響力のある仕事がたくさんあります。皆さんが思い描くチャンスがきっとあるはずです!

※所属はインタビュー当時のものです。

建築設計一部 神谷 優梨子

プロジェクト全体を担うから感じる、
責任とやりがいと面白さ。

建築設計一部

神谷 優梨子(2019年入社)

構造設計部 柳田 崇貴

まずは「やってみる」ことから。
強い想いで成長できる環境がある。

構造設計部

柳田 崇貴(2019年入社)

電気設備設計部 亀田 智太

技術や人をつなぎながら、
最先端の提案に取り組みたい。

電気設備設計部

亀田 智太(2019年入社)

機械設備設計部 小野田 真帆

経験を重ねて育てていく、
プロジェクトを牽引する設備の力。

機械設備設計部

小野田 真帆(2020年入社)

コストコンサルティング部 岩﨑 恵梨子

組織設計事務所ならではの
環境でできることの幅を広げ、
 多岐にわたるニーズに応えたい。

コストコンサルティング部

岩﨑 恵梨子(2021年入社)

コンストラクションマネジメント部 七里 夏海

誰からも頼られる存在を目指して、
知識と業務の幅を広げ、成長し続ける。

コンストラクションマネジメント部

七里 夏海(2020年入社)

都市開発マネジメント部 青木 凪

「まちを遊びこなす」をキーワードに、
都市の可能性を引き出したい。

都市開発マネジメント部

青木 凪(2020年入社)

都市環境計画部 松本 大知

都市基盤からランドスケープまで、
価値あるまちづくりに貢献し続けたい。

都市環境計画部

松本 大知(2021年入社)

VOICE社員の声をきく

CROSS TALK

社員座談会

社内制度の行使や異動などを経験した、境遇を同じくする者同士が語るリアル

MID CAREER ROUNDTABLE

キャリア入社社員座談会

経験を活かし新たなステージに挑み、魅力的な建築物を三菱地所設計で手掛けたい

PROJECT TALK

プロジェクトメンバー座談会

職能間のコラボレーションで、「新時代のコミュニティ形成」の場をつくる

新卒エントリーをご希望の方も、キャリア登録をご希望の方も、エントリーページをご確認ください。
マイページでは新卒エントリーをお済みの方に、当社から新卒採用に関してのお知らせをお届けします。

ENTRY

エントリーはこちらから

PAGE TOP