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INTERVIEW

誰からも頼られる存在を目指して、
知識と業務の幅を広げ、成長し続ける。

Vol.06

CMコンストラクションマネジメント部

七里 夏海(2020年入社)

CHAPTER 01

「川上からプロジェクトを見守るCM」を求めて

大学では、意匠やデザインに携わりたいと思って建築を学んでいたのですが、意匠、構造、設備の「間を取り持つ」ような役割の方が、自分に向いているんじゃないか……と思うようになり、大学院では建築生産の研究室で、生産システムやプロジェクトを遂行する方式を研究しました。すでにコンストラクションマネジメント(以下、CM)に近いことに取り組んでいたように思います。

ただ、就職となると、新卒からCM職能の採用がある会社ってとても少なく、組織設計事務所の中では三菱地所設計を含めて3社程度なんです。そもそも、CMというジャンルは「長年にわたる設計や現場のバックグラウンドに支えられる職種」だと考えられています。そこで私も、まずは設計や工事監理などの分野を学ぶべきなのか、最初からCMに従事するべきかすごく迷いました。ただ、特定の分野の経験を経て、その分野に強みを発揮できる仕事のスタイルよりも、「川上からずっとプロジェクトを見守るような立場」になりたいと思い、初めからCM職能での就職を希望しました。中でも三菱地所設計を選んだのは、当社の方々の元気で明るい人柄が印象的だったこと。きっと本当は大変な仕事をしているのだと思うのですが(笑)、いきいきと働いている人が多かったのが理由です。実際に入社して改めてそう感じます。

CHAPTER 02

仕事の幅を広げ、「また一緒に働きたい」と思ってもらいたい

きっといろいろな業務をするのだろう……と間口を広く構えていたので自分自身のイメージの範疇に収まっていますが、設計とは異なり法的に定められた業務範囲がないので、CMの仕事は本当に幅広いんです。私は1年目にホテルのプロジェクトに、2年目以降は羽田空港と福岡空港でのプロジェクトに携わっていました。後者では、「空港事業推進室」に所属し、工事を発注する際はどのように施工者を選定するかなど、クライアントと話し合いながらプロジェクトを進める上での提案やアドバイスをしていきました。私たちCM担当者とクライアントだけの定例会議はもちろん、設計者、施工者、クライアント、CMの4者が集まる会議も日常的に行われ、現場の進捗とともに私たちも毎週現場に通いました。前もって先々の課題を整理しておいたり、決めごとの確認をするだけでなく、情報収集の場としても重要なんです。

打ち合わせは基本的に上司と一緒に参加するのですが、私も存在感を示すべく、率先してコミュニケーションを図るようにしています。CMの立場は設計者や施工者に第三者的に意見を伝えることが多いので、話し方や伝え方には特に気を配ります。クライアントからはまだまだ一人前には見られていないだろうな、と思うのですが、まずは「一緒にまた仕事がしたい」と思ってもらえるようになることが直近の目標です。

CHAPTER 03

三菱地所設計だからできる他職能研修

CM部では、工務部とコストコンサルティング部でそれぞれ半年~1年間、研修として業務に従事することになっています。これはそれぞれ建設現場の基礎知識とコストの基礎知識の習得のために実施されているのですが、工務部では毎日現場に通い、監理者として検査記録を確認したり、自ら検査にあたるなど、CM部には全くない業務があって、すごく新鮮で学びがありましたね。現場で、図面や工事の様子をじっくり見る時間があったのですが、こうしたリアルな経験を通して、CM部で見積りの調査をする際、「これは何に使われる資材なのか」「この資材が使われている理由は何か」といったことが経験として認識できるようになったんです。1年間の研修業務なので、「技術的に急成長して上に伸びた」というよりは、「知識の根を深く広くはった」という感覚です。

年次を重ねてきたこともあり、「働くこと」への考え方にも変化がありました。入社して最初のうちは、とにかく自分を追い込んでガツガツと働いていました。それもそれで重要だったとは思いますが……、ただ、徐々に効率よく仕事をするコツを掴んできたり、業務に裁量が出てきたりして、上手に仕事を回す方法が分かってきた気がします。

CHAPTER 04

プロジェクトを円滑に進めるための「頼られる存在」へ

もしも自分が発注者の立場だったら……と考えることがあります。建物を建てることは、事業上の一大プロジェクトですが、どれほどのお金がかかるかも含め、分からないことが多いはずです。そのサポートをしていくことがCMとしての役割だと考えています。

意見したり、第三者的な立場に立ったりするCMは、時に設計者や施工者からすれば厄介な存在だと思われてしまうこともあるはずです。しかし、相談ごとがある時にまずCMに伝えよう、些細なことでも情報共有しておこう、そういうかたちで頼られる存在になりたい。最終的には彼らも含めて全てのプロジェクト関係者から、「やっぱりCMがいてくれたから、うまく回ったよね」「自分たちの仕事が楽になったよね」と感じてもらえるようになることがゴールです。CMの仕事の最も魅力的なやりがいだと思います。

WORK STYLEワークスタイル

ある1日の流れ

10:00
空港でお客さんと打ち合わせ
12:00
CM部員とお昼
13:00
見積調査作業
14:30
上司に相談
15:00
来週の打合せ資料の作成
16:00
他部のプロジェクト担当者と打ち合わせ
17:00
同期と「社長のおごり自販機」で休憩
18:00
CM協会セミナーに参加

MESSAGE七里さんからのメッセージ

近頃は少しずつ知名度を上げている「CM」という職能ですが、やはり他の職能に比べると、どんなことをしてるの? 新卒でCMなんてできるの? という声が聞かれることも。実際、毎日分からないことだらけです(笑)でも、社内は質問するといつでも丁寧に教えてくれる人ばかりなんです。自分ひとりで全部できなきゃいけないわけではなくて、頼れる社内外のリレーションやコミュニケーション力を持つことが大事だと思いますし、三菱地所設計には頼りになる専門家が大勢います。「新卒には難しい」「専門的なバックグラウンドがないとだめ」なんて思わずに、ぜひ応募してみてほしいです。一緒に働けることを楽しみにしています!

※所属はインタビュー当時のものです。

建築設計一部 神谷 優梨子

プロジェクト全体を担うから感じる、
責任とやりがいと面白さ。

建築設計一部

神谷 優梨子(2019年入社)

構造設計部 柳田 崇貴

まずは「やってみる」ことから。
強い想いで成長できる環境がある。

構造設計部

柳田 崇貴(2019年入社)

電気設備設計部 亀田 智太

技術や人をつなぎながら、
最先端の提案に取り組みたい。

電気設備設計部

亀田 智太(2019年入社)

機械設備設計部 小野田 真帆

経験を重ねて育てていく、
プロジェクトを牽引する設備の力。

機械設備設計部

小野田 真帆(2020年入社)

コストコンサルティング部 岩﨑 恵梨子

組織設計事務所ならではの
環境でできることの幅を広げ、
 多岐にわたるニーズに応えたい。

コストコンサルティング部

岩﨑 恵梨子(2021年入社)

コンストラクションマネジメント部 七里 夏海

誰からも頼られる存在を目指して、
知識と業務の幅を広げ、成長し続ける。

コンストラクションマネジメント部

七里 夏海(2020年入社)

都市開発マネジメント部 青木 凪

「まちを遊びこなす」をキーワードに、
都市の可能性を引き出したい。

都市開発マネジメント部

青木 凪(2020年入社)

都市環境計画部 松本 大知

都市基盤からランドスケープまで、
価値あるまちづくりに貢献し続けたい。

都市環境計画部

松本 大知(2021年入社)

VOICE社員の声をきく

CROSS TALK

社員座談会

社内制度の行使や異動などを経験した、境遇を同じくする者同士が語るリアル

MID CAREER ROUNDTABLE

キャリア入社社員座談会

経験を活かし新たなステージに挑み、魅力的な建築物を三菱地所設計で手掛けたい

PROJECT TALK

プロジェクトメンバー座談会

職能間のコラボレーションで、「新時代のコミュニティ形成」の場をつくる

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