TALK SESSION

入社して初めて見えた、
本当の三菱地所設計
MEMBER PROFILE

意匠設計
建築設計一部/2017年5月入社
野口 健一

工事監理
工務部/2018年3月入社
伊藤 博紀

意匠設計
建築設計四部/2016年4月入社
植田 恭子

CM
コンストラクションマネジメント部/2018年1月入社
岩下 将務

電気設備
電気設備設計部/2017年9月入社
高 正明
THEME 01
三菱地所設計に入社した
理由を教えてください。
野口
私はもともと、アメリカの大学で建築を学んだ後、6年ほどニューヨークの建築事務所に勤めていました。その後は日本に戻って自分の設計事務所を構えていたんですが、海外経験を生かして、個人事務所ではできないような、もっと大規模な仕事にも挑みたいと思ったんです。調べていく中で、三菱地所設計が海外展開に力を入れていることを知って、興味を持ちました。ちょうど、シンガポール支社ができたあたりですね。
伊藤
私はちょっと特殊で、実家が三菱地所が開発した「泉パークタウン」なんです。だから、幼い頃から三菱地所グループという存在はとても身近で。前職はゼネコンで施工管理をしていたのですが、よりお客様の近くで、本質的なモノづくりがしたいと思った時に、一番最初に思い浮かんだのが三菱地所設計でしたね。
植田
私は以前はアトリエ事務所で設計をしていて、中国のプロジェクトに携わっていました。現地に4年半ほど居ましたが、日本に戻ってきたタイミングで転職しました。国内である程度規模の大きい仕事がしたいという想いもありましたし、中国の経験を生かして海外のプロジェクトにも関わりたいという気持ちもありました。三菱地所設計なら、どちらも叶えられるんじゃないかと思い、入社を決めたんです。あとは結婚や出産を考えたときに、産休などの制度がしっかり整っていることも安心材料でしたね。
高
自分はハウスメーカーで設備設計をしてましたが、「数をこなす」ような仕事が多くて。もっと、一件一件の中身が濃い仕事をしたいと思いまして。たまたま聞きに行った講演会で、三菱地所設計の継承設計プロジェクトや、地域のランドマークになるような建物を手がけているという話を聞き、興味を持ちました。

THEME 02
入社前のイメージを
教えてください。
高
「丸の内」のイメージは強かったですね。堅実そうな印象は持っていました。
野口
やっぱり、丸の内のイメージは強いですよね。丸ビルとかKITTEとか、歴史の中に新しい価値を加えていくような建築が多いのは以前から知っていました。ただ、やっぱり一番は「お堅い会社」みたいな…そんな印象ですね。
植田
私も、最初は堅い会社のイメージが強かったです。建築物も、オフィスビルが多いような印象で。でも、たまたま建築雑誌で三菱地所設計が手がけた建物を見て、「こんなデザイン性の高い建物もあるんだ」と興味が湧きました。
伊藤
私は、自分が生まれ育った「泉パークタウン」のイメージが一番強かったです。今でも、帰省するたびに「良い場所だな」と思います。あとはインテリ集団、のような印象はありましたね。嫌味な意味ではなくて。実際入社してみて、皆さん自分の専門外のことまでよく知っていて凄いなと感じましたね。
岩下
僕は前職も三菱グループの会社だったので、三菱地所のことはもちろん知っていたし、地所設計についても何となくは知っていました。まあ、皆さんと同じようなイメージだと思います。大企業というか…。


THEME 03
入社後のギャップはありましたか?
野口
入社前は堅い印象を持っていましたが、意外とそんなことはありませんでした。総務的な手続き等は堅いなと思うこともありますけど(笑)。実務の部分では、海外で働いていたときや、個人事務所のときと変わらず、フランクにやりとりできています。
岩下
仕事の話とはちょっと違うんですが、飲み会が上手だなと…(笑)。自分のときは、入社初日から飲み会を準備してくれていました。盛り上げ方もみなさん上手ですし。すごくカッチリした雰囲気の会社かなと思っていたんですが、面白い人も多いですよ。
野口
飲み会、好きな人は好きですね(笑)。ちなみに僕自身はあんまり参加しないんですが、それで何か言われるようなことは全くないです。個人の都合優先で、という感じで。
高
人の印象は、たしかに入社後、少し変わりましたね。想像以上に穏やかで良い人たちが多いなと。飲み会ももちろんそうですが、仕事の面でも、分からないことを社内の人に相談してみると、自分の仕事の手を止めて「じゃあ、ちょっとこっちで話そうか」と嫌な顔ひとつせずに時間を取ってくれたり。周りの人たちにはすごく助けてもらっています。


THEME 04
入社して良かったことを
教えてください。
高
入社していきなり、超高層ビルの設計を担当させてもらえました。前職では中小規模の建物がメインだったので不安もありましたが、嬉しかったですね。規模の面でもそうですし、質もだいぶ変わりました。自分は電気設備設計なんですが、最近ではZEB(ゼロエネルギービル)など、難易度の高いプロジェクトにも挑戦させてもらえています。
野口
私の入社して最初の仕事は、インドネシアの100万平米規模の再開発プロジェクトでした。街をまるごと作るような、巨大なプロジェクトですね。鉄道を通して、大学やショッピングモール、病院、コンドミニアムを作って...。今も毎月インドネシアに行って、現地の設計事務所やお客さんとやり取りしながら進めています。他にも、海外物件のコンペに参加したり、まさに自分がやりたいと思っていた仕事を任せてもらっていて、本当に充実しています。
植田
私も、もともと海外のプロジェクトに興味があって。入社して最初は海外プロジェクト室に所属して、中国や東南アジアのプロジェクトを担当していました。その後、3年目に子どもができてからは、さすがに頻繁に海外に行くのは難しいので、国内のプロジェクトが中心になりました。そのあたりを柔軟に配慮してもらえるのは、すごく助かりましたね。
伊藤
私が一番良かったと思うのは、年次に関係なく、責任のある立場で仕事を任せてもらえることですね。以前は比較的、決められた通りに案件を動かしていくことが多かったんですが、転職してからは、自分で判断を下さないといけない場面が増えたように思います。あとは、扱う物件の種類も増えました。今はオフィスビルのほか、ホテルなども担当しています。
岩下
自分は設計者ではありませんが、より現場の近くで、自分の仕事が形になっていく手応えを感じられるようになったことが嬉しいですね。CMRとして倉庫やオフィスビルの案件を担当していて、品質・進捗管理のために実際に現場に足を運ぶ機会も多いです。担当する数も多くて、複数物件を同時に回す大変さもありますが、勉強になります。
野口
ちなみに今は、何物件ぐらい持っているんですか?
岩下
メインで担当しているのが3つ、その他にも5つくらい同時に動いてます。設計職だと、もう少し一つに集中する感じなんですかね?
野口
設計でも、複数物件を同時に動かしていく能力は問われますね。竣工間近の案件がある一方で、基本設計をしたり、コンペに向けた提案を作ったりと忙しいですよ。


THEME 05
三菱地所設計の一番の魅力は何だと思いますか?
高
丸の内の開発もそうですし、やっぱり大規模プロジェクトが多いのは魅力的ですね。地域のランドマークの設計に携われるのは、設計者として大きなやりがいを感じます。設備設計で言うと、最近ではZEB (ゼロエネルギービル)などの面白い仕事もどんどん増えています。
植田
女性からの立場で言うと、働き方の選択肢が多いのはすごく助かりました。私自身は、子どもを産んでからも以前と同じように働いていますが、産休や育休、時短勤務という選択肢ももちろんあって。最近では周りの男性社員で育休を取ったり、子育てのために在宅勤務にする方も増えてきています。一様にこう、という感じではなくて、それぞれが自分の状況に合わせて働き方を選べる。そこはとても良い所だなと思います。
野口
テレワークがつい最近、全社化されましたね。僕も最近は家庭の事情に合わせて、午前は在宅、午後から出勤という形をとったりもします。
高
フレックス制の人もいますよね。11時から15時がコアタイムで。
植田
そうそう、かなり柔軟になりましたね。昔はメール1本送るためだけに会社に帰る、なんてこともあったんですけど…(笑)。本当に働きやすい環境になっていると思います。
伊藤
ちょっと戻りますが、高さんが言ったように、街全体の面的開発や日本を代表するような建物に携われることは、僕もこの会社の魅力だと思いますね。あと、インハウスの長い歴史があるので、色々な技術・ノウハウがちゃんと蓄積されているというか。
岩下
社内のノウハウは、たしかに多いですね。技術的なこともそうですし、お金に関するデータとか、事業に関する情報とか。三菱地所という「発注者」としてのいろいろな情報があるので、自分の仕事で困った時に参照できる事例やデータがすごく多いです。多すぎて使いこなせていないくらいです(笑)。
野口
意匠設計は特に、今まで培ってきた膨大なデザインのノウハウがありますね。ただ、一方で、新しいことに挑戦できる自由度も高くて。入社前は、よくあるオフィスビルのような、ある程度決まった型のデザインが多いのかな…と少し思っていましたが、全然そんなことはないです。
植田
最近だと、追手門学院大学のACADEMIC-ARKとかは分かりやすい例ですね。
野口
蓄積されたものを生かしながら、よりクリエイティブな仕事にも挑戦できる。建築に携わる人にとって、すごく良い環境だと思います。

岩下
以前は、建築関係の調査研究コンサルティングをしていました。公共建築の構想計画などを担当していたんですが、もっと現場に近い場所、建物が実際につくられる部分に携わりたいという思いが強くなりまして。40を超えての転職だったのでちょっと躊躇しましたが、やっぱり、やりたいことに挑戦したいなと思い転職しました。