TALK SESSION

三菱地所設計で始める、第二の人生

三菱地所設計では、60歳以上で定年退職された方の採用を強化中。
ゼネコン、設計会社、工事会社、デベロッパーなどを退職されたベテランの皆さんが、長年の経験を生かし、新たな舞台で活躍しています。
三菱地所設計で定年後の第二の人生をスタートした4名の社員に、話を聞きました。

MEMBER PROFILE

工事監理

工務部/2021年入社

萩原 洋一

前職:ゼネコン

機械設備

機械設備設計部/2011年入社

小林 信治

前職:設備設計事務所

CM

コンストラクションマネジメント部/2019年入社

谷田 光司

前職:ゼネコン

電気設備

電気設備設計部/2014年入社

高村 伸一

前職:電気工事会社

THEME 01

三菱地所設計に入社した
理由を教えてください。

萩原

前職のゼネコン時代、「丸の内パークビル」「大手町パークビル」の案件で、三菱地所設計と一緒に仕事をしたことがありました。その時に知り合った方から、定年直前に声を掛けて頂いたのが直接のきっかけです。60歳という節目を迎えるにあたって、新しい環境に一歩踏み出してみようと思ったんです。

谷田

私も似ていますね。以前の勤務先は定年が65歳。当時は台湾現地法人の社長を務めていました。そのまま雇用延長か、新たな道へ進むか迷っていたところ、昔一緒に仕事をした三菱地所設計の方から声をかけていただいてね。実は新卒のとき、本当は設計事務所に入りたかったんです。ですが当時は建設不況で求人がなくて。その後もずっと設計事務所への憧れがあったので、往年の夢を叶えようと思い入社を決めました。

小林

私も前職時代から付き合いがありました。丸ビル、新丸ビル、オアゾなど、計6物件を一緒に担当させてもらいましたね。定年間近になり、20年来の三菱地所設計の知り合いと飲みに行った時に「うちでやったら?」と言われまして。ストイックなものづくりの姿勢を知っていただけに「ちょっと荷が重いな」と少し悩みました。納期やコスト、施主さんからの要望など、さまざまな制約がある中でも、絶対に建物づくりに妥協しない姿勢に感心していたものですから。でも「大丈夫、今までと同じようにやればいいんだよ」と背中を押してもらって、入社を決意しました。

高村

私もみなさんと似たような流れですね。もともとは電気工事会社の丸の内支社で働いていました。あるとき、以前同じプロジェクトを担当した三菱地所設計の部長さんと副部長さんから「うちで仕事をしてくれないか?」と連絡を頂きまして。そのお二人と一緒に仕事をしてから数年経ってからのことだったので、「まだ覚えてくれていたのか」と思い、嬉しかったですね。それで2008年から三菱地所設計に出向、そのまま2014年から入社することになりました。

THEME 02

入社して驚いたことを
教えてください。

谷田

若い人たちが「言葉を持っている」。経験の浅い若手も、自分の意見や考えを伝える力を持っていますね。入社して初めて担当した案件で、2年目の若手のCMと一緒に打ち合わせに出る機会がありました。お客さん、設計者、施工者など大勢が参加する会議だったんですが、そこで驚くほどしっかり、その若手が会議をまとめあげていて。優秀な若い人たちと一緒に仕事ができるのは、とても大きな刺激になっています。

高村

私は正直に言うと、あまり驚いたことはないですね。前職の時代から三菱地所設計のことはよく知っていたので、イメージ通り。みなさん優秀で、谷田さんが言うように、若手ものびのびと活躍している印象です。

萩原

私が驚いたのは三菱地所設計の「真理を探求する姿勢」でしょうか。入社後というより、前職で三菱地所設計と一緒に仕事をしたときに驚いたことですが。

小林

私もそれは前職のときから感じていました。図面に物凄い量のレビューが入ってくるんですよね。前職の設計事務所で働いていた当時は、図面をある程度作ったら、「あとは現場で何とかしよう」みたいなアバウトさがあったのですが、三菱地所設計には一切それがない。とにかく徹底的に、考え抜いて設計をしていますね。

萩原

納期などの条件がある中でも、もっと良いモノができるんじゃないか、もっと良いやり方があるんじゃないか、と探求していく姿勢は、三菱地所設計らしいですよね。

THEME 03

会社の雰囲気について教えてください。

萩原

どんな人、どんな意見も受け入れてくれる懐の広さを感じます。私たちは他社での経験が長いものですから、三菱地所設計とは全く違う考え方を持っていることもあります。それでも、その経験をぜひ生かしてくださいね、と認めてくれるのは非常にありがたいなと思いますね。

谷田

若い人たちがのびのび活躍しているのも、そういった風土があるからかもしれないですね。年齢も経歴も関係なく、自分の意見を言える雰囲気がある。非常にフラットな組織だと思いますね。職種を越えたコミュニケーションも活発です。

小林

私が気に入っているのは、設備設計部で開催している「よろず相談室」。毎週の部内の定例会議のあとに実施しています。誰かが仕事の中で困っていることを相談すると、担当以外の人からもヒントをもらえる場です。たとえば、「役所からこう言われて困ってるんですが…」「それなら、こんな切り抜け方があるよ」とか(笑)。

高村

若い人が困っていたら、やっぱり助けてあげたくなりますもんね。逆に、パソコンのツールの使い方など、こちらが教えてもらうことも多いですよ。

THEME 04

入社して変化したことはありますか。

高村

受注側から発注側へと立場が変わったことが一番の変化です。以前は電気工事会社で、着工から竣工まで一つの現場にずっといることが多かったんですが、今は6つ、7つと沢山の案件を担当して、1日に複数の現場を回ることもあります。工程管理や安全管理などの「管理」から、より川上に立って、設計どおりに施工が進んでいるかをチェックする「監理」へと仕事が変わりました。立場が変わる難しさはありましたが、新鮮で面白いですね。

萩原

ゼロからのスタートという気持ちで、自分の成長を毎日実感できるようになったことが一番の変化かなと思います。長年同じ会社に勤めていると、周囲からも「萩原はこういう人」というイメージがつくられてしまって、なかなか変わることも難しいですからね。その点、この歳になっても新しい環境で挑戦できたのは良かったなと思います。

谷田

変化というかは分かりませんが…丸の内で働くというのは、やっぱり特別感がありますね。三菱地所設計は丸の内をつくりあげてきた当事者ですから。そこで働けるということは誇りに思っています。ただ、丸の内はランチ代が高くて困っちゃいますけどね(笑)。

小林

私は働き方が大きく変わって、出社するのは週1回だけになりました。ほかの日は現場に顔を出していることが多いですね。以前は現場に出た後も、必ず会社に戻って事務処理をしていたんですが、三菱地所設計はそのあたりも柔軟で、体力的にも助かっています。ただ、私はメールがどうも苦手で…。文字を打つだけで相当時間が掛かってしまうんですが、若い人に助けてもらいながら、何とかやってますよ。

THEME 05

応募を考えている方へのメッセージ

小林

定年後の入社ということで少し不安がある方もいるかもしれませんが、三菱地所設計は働きやすいですよ。若い人たちも、こちらの体調のことなども気遣ってくださいます。去年、白内障で手術を受けることになったんですが、そのときも「小林さん、仕事は任せてもらっていいから。まずは治療に専念してくださいね」と声をかけてくれて。受け入れてくれる土壌がありますから、安心して挑戦してみたら良いと思います。

谷田

60歳という一般的な定年の年齢を超えても、第一線で活躍できる場があるのは本当にありがたいと思います。三菱地所設計には、70歳を超えても活躍している方もいます。

高村

歳をとっても活躍の場がある、周りから期待してもらえるというのは、本当にありがたいですね。定年再雇用だと、裏方的な役割に回る会社が多いと思うんですが、三菱地所設計の場合は、若い頃と同じように自分に大きな役割を任せてくれる。何十億円という大きな仕事を背負う重圧もありますが、それをやりきったときの充実感をこの歳で味わえる会社というのは、なかなか無いのではないでしょうか。

萩原

定年という節目を迎えて、今後どう生きていくのか。自分としっかり対話していただくと良いと思います。自分が今後の人生で何をしていきたいのか、何が重要なのか。その上で三菱地所設計という選択をしたなら、きっと、楽しい未来が広がっていますよ。