株式会社CCIグループ(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:杖村 修司)が保有する「Hirooka Terrace(ヒロオカテラス)」(竣工:2025年夏)が、石川県内のテナントビルとして初となる、グリーンビルディングの国際認証規格であるLEED® BD+C: New Construction(LEED® for Building Design and Construction: New Construction)v4の「ゴールド」を取得しました。本認証により、日本の地域金融持株会社が地域で管理運営するテナントビルとして、先進的なサステナブル建築の事例であることが示されました。
本プロジェクトは、株式会社三菱地所設計(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:谷澤 淳一)が設計監理を担当し、株式会社ヴォンエルフ(本社:東京都千代田区、代表取締役:平松 宏城)が認証取得支援を実施しました。
竣工・開業時のリリースはこちらのページをご覧ください。
撮影(特記なきもの全て):FOTOTECA
■地域と環境に寄り添うサステナブルなテナントオフィスビル
「北國銀行本店ビル」に隣接する「Hirooka Terrace(ヒロオカテラス)」は、金沢駅から徒歩4分の好立地に位置する、快適性と持続可能性を両立するテナントオフィスビルです。多様な働き方を支え、地域の未来を育む交流拠点として、人と人がつながり、新たな価値が生まれる場を提供しています。
オフィスと連続する半屋外テラスは、上下左右に展開し、全テナント入居者が利用可能な交流の場です。街並みに調和しながら屋内への直射日光を遮蔽し、高性能外装とともに空調負荷を低減します。
LEED認証取得にあたっては、特に下記のような観点より、エネルギー効率分野(エネルギーシミュレーション、再生可能エネルギーの創出と利用など)で高得点を獲得しました。日本の地域金融持株会社が地域で管理運営するテナントビルとして、サステナブル建築の新たなモデルを示しています。
〈LEED認証において高評価を得た特徴的な取り組み〉
建材一体型太陽光発電ガラスによる庇と屋根
オンサイトでの再生可能エネルギーの最大創出に向け、建物屋上に集中設置した太陽光パネルに加え、庇部分や駐車場屋根に建材一体型太陽光発電ガラスを使用。来訪者に「Hirooka Terrace」の環境配慮の取り組みが一目で分かるデザインです。
眺望と断熱性能を両立させた高断熱外皮
外皮には眺望が確保できるフルハイトのガラスを用いていますが、を確保し、エネルギーシミュレーション結果の向上に寄与しています。
このほか、空調熱源には、計画地特有の豊富な地下水がもつ未利用エネルギーを活用する高効率な水冷ヒートポンプチラーを導入し、環境負荷の低減と安定したエネルギー供給を実現しています。
更に、革新的な取り組みや幅広い環境改善の取り組みを評価するLEED v4/イノベーション項目では、以下の2点が加点評価を受けました。
① 自然との共生デザイン、室内環境のためのバイオフィリックデザイン※1
② 美とマインドフルデザイン※2
※1 バイオフィリックデザイン:植物・自然光・水・自然の音など、自然の要素を建物や空間デザインに積極的に取り入れるデザイン
※2 マインドフルデザイン:ユーザーの心の状態を整え、より良い体験や創造性を生み出すデザイン
Hirooka Terrace(ヒロオカテラス)
Data
| 場所 | 石川県金沢市広岡2丁目12番24号 |
|---|---|
| 用途 | 事務所、自動車車庫、駐輪場 |
| プロジェクトオーナー | 株式会社北國銀行 |
| 設計監理 | 株式会社三菱地所設計 |
| 施工 | 清⽔建設株式会社(建築)、⽶沢電気⼯事株式会社(電気)、第⼀電機⼯業株式会社(電気)、株式会社柿本商会(空調・衛⽣)、北菱電興株式会社(昇降機) |
| 延床⾯積 | 21,446.68㎡ |
| 構造・規模 | 地下:RC造 地上:S造(一部CFT造) 地上13階建て |
| 竣工年月 | 2025年7月 |
【LEEDとは】
LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)認証とは、米国の⾮営利団体USGBC®(U.S. Green Building Council®)が開発、運⽤し、GBCI®(Green Business Certification Inc.™)が認証審査を⾏う認証制度。環境に配慮された建築や都市環境評価する、世界で最も広く使⽤されている認証制度の⼀つ。
LEED® for Building Design and Construction (BD+C):新築または大規模改修を行う建物の評価。
■企業概要
株式会社CCIグループ
事業内容:株式会社CCIグループは、地域金融・コンサルティング・投資・キャッシュレス・システム開発など多様な事業を展開する地域金融を核とした持株会社です。設立82年の歴史を持つ北國銀行による金融機能の強化と、キャッシュレス化やDX推進、資産運用、コンサルティング支援を通じて、未来を構想し、挑戦し、創造する「ビジョナリーリージョン」の実現をグループ一体で目指しています。
株式会社三菱地所設計
事業内容: 1890年の創業以来、都市計画から建築設計、企画・コンサルティング、リノベーション、コンストラクションマネジメントなど、広がり続ける活動領域に130年を超える技術の蓄積やネットワークで向き合う、日本で最も歴史ある組織設計事務所です。中国・上海、シンガポール、ドバイに拠点を置き、東アジア・東南アジア・中東・南アジアにて、多様な業務を展開しています。
株式会社ヴォンエルフ
事業内容:ヴォンエルフは、グリーンビルディング認証取得支援、ライフサイクルアセスメント、エネルギーシミュレーション、コミッショニング、脱炭素戦略策定、ESG評価業務等を行っています。建物を保有するすべての主体(民間部門、公的部門、研究教育機関)や不動産セクターの利害関係者(投資家、事業主、デベロッパー、建設業者、設計者等)が持続可能で健全な実資産の設計、建設、運用を行えるようサポートいたします。