晴海フロント
Harumi Front

晴海フロント
Harumi Front
晴海二丁目地区の街づくりを先導するプロジェクトとして、民間の土地区画整理事業地区内に計画されたテナントオフィスと店舗等からなる大規模複合ビル。
再開発促進区を定める地区計画の手法を用い、公開空地、緑地等の整備を積極的に行っています。敷地は約80×90mのほぼ整形で、その周囲に歩道状空地、貫通通路を配置し、四周に緑地を整備しました。
外観は環境負荷低減やオフィスの居住環境向上、近隣との見合い対策など様々な機能を担う縦リブの連続により構成し、その形状・ピッチを慎重に決定することでシンプルながらも繊細で特徴のあるデザインを実現しています。
DATA
竣工年 | 2012年 |
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所在地 | 東京都 中央区 |
用途 | オフィス、商業施設 |
敷地面積 | 7,250㎡ |
延床面積 | 47,703㎡ |
階数 | 地上17階 |
構造 | S造 |
当社業務 | 設計、監理、ランドスケープ |


ランドスケープ
本計画地全体が街のシンボルとして親しまれることを願い、さまざまな緑に包まれたランドスケープを展開しました。
街区の入口となる北東角には、晴海の夏の海を感じさせる、樹冠いっぱいに白い花が覆うヒトツバタゴをシンボルツリーとして配置。
敷地東側に設けた貫通通路沿いには大規模な壁面緑化を施し、北側の三ツ目通り側には端正な常緑のファサードを計画しました。さらに貫通通路入口と三ツ目通り交差部には、移植樹木による緑の塊とレストスポットを創出。オフィスエントランスからホールに入る正面に配置した枝垂桜はアイキャッチとして、さらには街のシンボルとなることを期待しています。
屋上や壁面も含めた様々な空間に緑を配置することで、敷地面積の35%相当を緑化しました。



Update : 2020.11.25