PROJECTS

大手町ゲートビルディング((仮称)内神田一丁目計画)

神田と大手町、ふたつのまちを繋ぐプロジェクト。日本橋川に面する計画地は江戸城築城の木材・石材の荷上場となった場所で、後の「鎌倉河岸」へと発展した歴史があります。
 
ふたつのまちを繋ぎ新しい人の流れをつくるため、敷地内に約1,000㎡の広場を整備して人道橋を日本橋川に架け、大手町・丸の内・有楽町エリアを南北に貫く「仲通り」機能を神田エリアに延伸させます。

「大手町ゲートビルディング」の低層部の商業施設や、食と農のビジネス・産業支援施設は、広場・テラス・アトリウムによって立体的に繋がり、回遊性のある賑わいを生み出します。高層部オフィス階は北側を貸室、南側をコアとすることで外皮負荷を最小化し、貸室を整形な平面形状とすることで一体感を感じられるようにしています。日射遮蔽と自然換気の機能を持つ出窓が豊かな表情の外観をつくります。

DATA

竣工年2026年(予定)
所在地東京都千代田区内神田一丁目31番11

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用途オフィス、商業施設、駐車場、地域冷暖房施設
敷地面積約5,100㎡
延床面積 約85,267㎡
階数地上26階、地下3階
構造地上S造、地下SRC造 一部S造
当社業務設計、土木設計監理、都市計画/マスタープラン
神田・大手町エリアを結ぶ人道橋。大丸有エリアの賑わいを神田エリアに繋げる。

人道橋からの人の流れを受け止める広場。広場の地下では、大手町側から延伸された地域冷暖房(DHC)設備が建物と接続し、ZEB Ready(事務所部分)認証の取得に寄与している。
北東側ファサード。低層部アトリウムを交差点に向けて開くことで人の流れを引き込む。高層部オフィスの自然換気窓が豊かな表情をつくる。
南西側ファサード。広場に面してテラスを設け、建物内へ賑わいを繋ぐ。
オフィスエントランスホール。木材ルーバーと金属ルーバーが交互に切り替わる「流れ」をイメージした空間で人の流れを奥へ引き込む。木材は神田、金属は大手町を象徴している。木材ルーバーは端材を利用して原木の歩留まりを向上させ、より長期的な炭素固定に貢献する。

Update : 2025.06.02

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