PROJECTS

北海道新聞社ビル

The Hokkaido Shimbun Press Building

札幌市が新たなまちづくりを推進する創成東地区に位置し、札幌の目抜き通りとして知られる大通(おおどおり)沿いに建つ新聞社の本社ビル。
通りに面して積み上げた、就業者のコミュニケーション空間「3C(Colorful/Connect/Collaboration) Zone」には、階段やエレベータなどの縦動線や、執務やリフレッシュに資する多目的ワークプレイスやテラス、キッチンといった往来頻度の高い機能を集約。情報を生産・発信するための多様なアクティビティが、刻々と変化するファサードとして都市に表出します。「3C Zone」は、背後に広がるメイン執務室への緩衝帯として、執務室内の環境負荷低減にも寄与。地産レンガの廃材を活かした塗装をアクセントに用い、地域に愛されるマスメディアの拠点を構築しました。

DATA

竣工年2024年
所在地北海道札幌市

Google map

用途オフィス
敷地面積3,563㎡
延床面積19,773㎡
階数地上9階、地下1階
構造S造(地上)、RC造(地下)
当社業務設計、監理
写真西川 公朗
通り沿いに位置した「3C(Colorful/Connect/Collaboration) Zone」。常に動き続ける新聞の一面のようにメディアのアクティビティーが表出し、 動き続けるファサードを創出している
「3C Zone」の様子。3C Zoneの空調を考慮せず北面ファサードのガラスを複層ガラスとした場合に、LOW-E ガラスでファサードを構成した場合よりも2℃程度執務室の温度が高く保つことができる

低層階の「3C Zone」はルーバーで囲まれ、外からは人の気配がうっすら見え隠れする
「3C Zone」内の執務やリフレッシュに資する多目的ワークプレイス。室内からも各階で働く人たちのアクティビティがみえる

札幌の目抜き通りの大通(おおどおり)沿いからの全景。夕方とは違うメディアの顔が現れる。屋上に見えるチムニーシャフトを擁し煙突効果を利用したシャフトは、地産レンガの廃材紛を吹き付けたものである

Update : 2025.10.01

Tags

PAGE TOP