MESSAGE01
唯一無二の専門家として、
自分にしか示すことが
できない価値を。
DESIGN GROUP
デザイングループ 建築設計三部長
野村 和宣
歴史への誇り。
未来への挑戦。
デザイングループの意匠設計者は、建築の要。各分野のプロフェッショナルをつなぎ、全体を俯瞰して、あらゆることを考えながらチームを取りまとめます。クライアントや社会からの要望は満たせているのか。どんな設計手法をとるか。コストや条件にどう応えるか。この街に、この建物が生まれる意味は何か…。三菱地所設計が、これまで積み重ねてきた街や建物の歴史。私たちデザイングループは、常にその中心を担ってきたといっても過言ではありません。
そして今、私たちの活躍のフィールドは、ますます広がっています。三菱地所グループを母体とする当社の強みは、企画から運営管理まで、建築に関するあらゆるノウハウが蓄積されていること。デザイングループでは今後、その強みを活かし、事業構想や基本計画といったプロジェクトのより川上段階から、建築の枠組みづくりを担おうとしています。海外プロジェクトも大幅に増えており、これまでアジア各国を中心に、数多くの実績を残してきました。より広く、深く、そして根幹から建築に携わることで、私たちは新たな価値を生み出し続けていきます。
もう一つの専門を身につけ、
深みのあるスペシャリストに。
これからの意匠設計者に必要なのは、自分の専門分野だけに留まらない、幅広い視野であると私たちは考えています。それは、都市計画に関する知見でも良いですし、建物管理に関するノウハウでも良いでしょう。あるいは、世界を見据えたグローバル感覚でも良いかもしれません。たとえば意匠設計者が都市計画の知識を持てば、より大きな視点で、街と建物の関係を捉えることができます。運用や管理のノウハウまで持てば、竣工後の数十年先まで見据えた長期的な目線で、設計を行うことができます。そのように一人ひとりが、自分の専門に「+α」の視点を獲得することで、多角的に、そして本質的に、建築物のより良いあり方を考えていく。それが、デザイングループの目指す姿です。
建築に対する自分なりの価値観や信念は、もちろん大切に。その上で、学びを止めることなく、設計者としての可能性を広げ続けてほしいと思います。皆さんと共に、価値ある建築を、そして、三菱地所設計の未来をつくっていけることを、心から楽しみにしています。