行幸地下通路－丸の内駐車場再整備工事－

丸の内駐車場は東京駅前の行幸通り地下に、日本初の大規模地下都市計画駐車場として1960年に建設された。しかし、丸の内を中心とした周囲の再開発が進むにつれて、各ビルに駐車場が完備され、都市計画駐車場としての役割を終えたことから、2004年の都市計画変更にて、地下1階駐車場部分が都市計画道路へ変更されたことにより、民間による敷地外貢献事業として再整備が行われた。
本事業では、再整備の計画、地下1階駐車場部分の道路へのコンバージョン及び地下歩行者ネットワーク整備を行った。
地上の行幸通りには東京都の街路事業により銀杏の４列並木が再現されたため、行幸通り地下に巨大な植栽ポットの設置が必要とされた。ここでは、行幸地下ギャラリーのバックヤード部分に巨大な植栽ポットを納めるように計画することで、銀杏の４列並木を実現している。