SERVICESリノベーション

建物は竣工した時点より少しずつ確実に劣化していきます。建物を今後有効に活用するには、建物の現状（劣化状況）を的確に把握し、対応していくことが肝要です。
私たちはお客様の役に立つ分かりやすい『建物調査報告書』を作成します。
建物調査・診断は現地調査に加え、竣工図や改修履歴、不具合状況などの資料を分析し、劣化箇所の特定、劣化レベル（改修の緊急性）の判定、改修費用の算出をします。

部材には適切な更新が必要です。
今後必要となる更新項目、更新費用、更新時期を年表化し、建物の計画的な運営コストの管理に有効な「長期修繕計画」を作成します。
また、建物の「ライフサイクルコスト（LCC）の把握」、「ビルの収支予測」や「定期的メンテナンスによるリスクヘッジ」などは戦略的ツールとして、ビル経営に不可欠なものとなっています。
三菱地所のオフィスビルは全て私たちが作成した長期修繕計画で維持・運営されています。
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建物の劣化と相対的な価値低下への提案を行います。
物理的劣化の他に、法制度の変更、地球環境への配慮、省エネへの対応、技術革新に伴う性能の向上や時代に適合したデザイン性など、社会的要求の高度化による建物性能の陳腐化も見逃しません。
リノベーション計画に当たっては現地調査、計画立案、概算工事費策定、工事工程などの検討を慎重に行います。また適切なリノベーションは、事故や故障を未然に防ぎ、それに起因する損失を抑え、省エネを実現するなど、ライフサイクルコストの低減が図れます。

耐震診断は簡単な予備診断から高度な精密診断まで５段階の診断を必要に応じ実施します。
耐震診断の結果、改修が必要となった場合は、耐震性能、改修工事費、改修後の使い勝手など、お客様のご要望と調整しながら、現実的な改修案を策定します。
私たちは既に1,000棟を超える耐震診断を実施し、数多くの耐震改修を手がけてきました。
耐震改修は、構造解析的技能は当然の事として、美観や使い勝手、騒音、塵埃など、リノベーション工事の中でも最も配慮の必要な工事なだけに、豊富な経験が必要です。

スクラップ＆ビルドからストック活用・循環型社会への転換が求められています。
立地、築年数、規模など、需要の二極化により、空室や賃料低下にあえぐオフィスビルを都心型マンションなど他の用途へコンバージョン（用途変更）することが注目を集めています。
コンバージョンは一般的リノベーションと異なり、法的対応や技術的対応など、より高度なノウハウを必要とします。
また事業性や市場性・商品性の検証も不可欠です。
広範囲な不動産事業を展開する三菱地所グループ全体でバックアップします。

三菱地所のインハウス設計事務所として、発注者の立場でプロジェクト全般にわたるマネジメントサービスを手がけた実績が、必ずお客様のお役に立ちます。
お客様のパートナーとして、効果的・効率的リノベーションを目指し、コスト管理、見積調査、品質管理、工事工程の調整など、お客様のニーズに合わせた最適化を図り、利益の確保と満足度の高いリノベーションを実現する総合監修を行います。
また、お客様のご要望に応じて、コスト管理、見積調査、品質管理など専門的サービスを個別に提供することも可能です。
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持続可能な開発目標（SDGｓ）やパリ協定の採択等を背景に、環境配慮を積極的に行う企業が増えています。
地球環境の破壊は建築によるエネルギーの大量消費と無縁のものとは言えません。建築設備は技術革新により飛躍的に効率化が図られている一方、古い機器は経年と共に効率が下がり、余分なエネルギーを消費しています。
設備機器の更新を機に、省エネに取り組みませんか。
私たちは、お客さまのビル経営に大きく影響する、これからの建築設備の維持管理のコスト低減のために、現状調査・分析・検討の上、システムの妥当性を検証する省エネ診断を行います。その上で、お客さまにご納得頂ける積極的な省エネ提案、各種改善案を示します。