追手門学院大学 １号館

大学事務棟の建替プロジェクト。計画では、先に手がけた中央棟・6号館とともにキャンパスの統一感を保ち、近接する周辺建物からの見る見られる関係に配慮しながらも、独立した建築として高いシンボル性が求められた。大学の事務を執り行うための機能性と、大学を訪れる人の心に残るデザインを両立させるため、学院の花でもあるサクラが満開に咲くオフィスを実現した。サクラが風にそよぐように、窓は開閉でき、中間期は空調に頼らなくても良い。キャストのサクラに日射を遮る日よけの役割と、働く人たちの心を弾ませる象徴の役割を持たせ、ダブルスキン以上の日射負荷低減を実現した新しい建物となった。