東北大学AIMR本館

東北大学片平キャンパスの北門に面して建つ校舎の建替計画。
大正13（1924）年に建設された校舎の外壁を、できる限りありのままの姿で保存し、その内部にオフィス棟とラボ棟を新設して最先端の材料科学研究施設として再整備した。
ふたつの棟の間に設けたボイドをガラスハットで覆って自然光を奥深くまで取り込み、開口部から入る自然な風を上部に設けた換気窓から排出する自然換気システムを導入している。
ラボ棟の南面バルコニーには、壁面緑化を施すなど、自然環境との調和を空間のデザインに生かした快適な研究・実験活動の場を創造した。