人の動き方・働き方が変わる大丸有(丸の内二重橋ビル エレベーター行先予報システム)
本建物で導入されたエレベーター行先予報システム(ELE-NAVI)*について紹介する。
フラッパーゲートとエレベーターの連動で、乗るエレベーターを瞬時に割り当てられることで、ムダのない運行、ストレスフリーの運行、スマートな運行を実現。オフィスビルでは出勤時に人が集中し各階で人が降りるとエレベーターの運行に時間がかかるが、行先階ごとに利用者をまとめることで目的階までスムーズに移動することができる。
またwithコロナの時代に、エレベーターホールの人の滞留・エレベーター内での混雑・エレベーター釦操作を回避できるため、
建物内での三密(密閉・密集・密接)回避にもつながるスマートなシステムである。
<操作手順>
①エレベーター動線上のセキュリティゲートでカードをかざし、
カード情報から利用者の行先階を自動登録する。
②割り当てられた乗車号機が瞬時に表示され確認し、カードが
認識されるとゲートが開きゲートを通過する。
③エレベーターホールでは上り・下りのボタンを押す必要がなく、
エレベーターを確認して乗車する。
④行先階は自動登録されておりボタンを押さずに行先階まで
運行可能。
<効果>
●EVの停止階数制御により、EVの乗車時間・待ち時間が削減
⇒運行効率向上により人の動き方・働き方が変わる
●非接触による感染症対策
*エレベーター行先予報システム(ELE-NAVI):三菱電機(株)製品名
竣工年 | 2018年 |
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所在地 | 東京都 千代田区 |
用途 | オフィス、商業施設 |
テーマ | スマートシティ |
敷地面積 | 9,935.02㎡ |
延床面積 | 174,054.18㎡ |
階数 | 地上30階/地下4階 |
構造 | SRC,S造 |
人の動き方・働き方が変わる大丸有(丸の内二重橋ビル エレベーター行先予報システム) |
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写真撮影
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