SERVICESリノベーション
CO2排出量削減検討業務
建物および保有建物全体として、リノベーションによるCO2排出量削減の目標値を検討します。
各ビルによって設備の仕様はさまざまであり、リノベーションによる省エネ効果やCO2削減率は各建物で異なるため、以下のステップで検討を行い、 CO2排出量削減の目標値を決定します。目標達成までの削減ロードマップ策定のサポートも可能です。

[ リノベーションによるCO2削減の取り組みをサポートします ]
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STEP1
建物の現状把握
既存エネルギーデータや既存図面、改修工事履歴をもとに建築設備仕様ならびにCO2排出量を把握します。
建物基礎データの把握
各ビルの延床面積、築年数、エネルギー使用量等の情報を把握
建物設備仕様の把握
各ビルの空調方式や照明方式を中心に設備の仕様を把握
改修工事履歴の把握
各ビルの改修工事の履歴を把握
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STEP2
CO2排出量削減手法の検討
各ビルのCO2排出量削減手法を検討します。
複数棟を所有する場合は、各ビルを設備方式毎にケース分けを行います。
▶ 各ビルに対してCO2排出量削減手法を提案
▶ 複数棟を所有する場合は、各ビルの空調/照明方式毎に改修ケースを整理空調改修工事のケース分け
- ケース1 :EHP(電気式空冷HPパッケージ) ⇒ EHPへ
- ケース2 :GHP(ガス式空冷HPパッケージ) ⇒ GHPへ
- ケース3 :セントラル熱源 ⇒ セントラル(延床2万㎡以上)へ
- ケース4 :セントラル ⇒ EHP(延床2万㎡未満)へ
- ケース5 :DHC(地域冷暖房) ⇒ DHCへ
- ケース6 :更新なし(2030年までに更新しない)へ
照明改修工事のケース分け
- ケース1 :FL蛍光灯 ⇒ LEDへ
- ケース2 :Hf蛍光灯 ⇒ LEDへ
- ケース3 :LED ⇒ LEDへ
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STEP3
CO2排出量削減効果の算出
CO2排出量削減効果を算出します。
複数棟を所有する場合は、保有ビル全体の削減効果を算出し、
削減目標値を設定します。改修仕様による削減効果の算出
各空調/照明の改修ケースごとにCO2排出量の削減効果を算出
保有ビル全体の削減効果
CO2排出量削減効果を各ビルと保有ビル全体に適用
削減目標値の設定
お客様と目標値を協議のうえ決定
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OPTION+α
CO2排出量削減ロードマップの策定
ロードマップを作成することにより目標と実績の乖離状況の把握、改修工事時期の投資判断に活用いただけます。
ビルの改修計画の確認・検討
複数棟所有する場合は長期修繕計画に合わせて改修計画を確認、または検討
ロードマップの策定・提案
長期修繕計画と併せたCO2削減効果のロードマップを策定
[ 改修工事のフォローアップを実施します ]
CO2削減に向けて、計画を進めている改修工事についても省エネの観点で計画妥当性の検証は重要です。
通常の改修ではなく、例えば設備容量適正化の検証でCO2削減量、イニシャルコスト、ランニングコストの改善に繋げることができます。

[ 業務事例:保有ビル全体でのCO2排出量の算出例 ]
下図の例では、国の削減基準年(2013年)をベースにシナリオ毎に排出削減量を算出しました。
算出結果にもとづいて、お客様と協議のうえ目標値を設定し、目標達成までの削減ロードマップ策定やCO2削減に寄与する改修工事のフォローアップを行いました。
