INTERVIEW #03
プロジェクトの柱として
頼れる設計者になりたい。
構造設計部/2016年入社/Yさん
確かな知識と、鋭い実務感覚。
建物を支える骨格を考えるのが、私たち構造設計者。建物の強度や安全性はもちろん、経済性や、設備の収まり、デザインとの関わりなど、さまざまなことを考慮して、最適な骨組を設計・監理します。初めて主担当として任せてもらったのは、10階建のオフィスビル。右も左も分からない中でしたが、この仕事は「決める」ことの連続であるということを学びました。たとえば部材ひとつをとっても、どんな素材のものにするのか、どのサイズのものにするのか、コストをどうするのか。学生時代にも構造の研究はしていましたが、多くの複雑な要素が絡まり合っている実務の中で、最適な答えを出すのは容易ではありません。理論と実務感覚を両立して、設計者として責任を持って意思決定を行うことの難しさを痛感しました。構造設計者は育つのに5年かかる、と聞いたことがあります。でも、個人的には、10年経っても、15年経っても、学ぶことは尽きないと思っています。
チームプレーで、
最高の設計を実現する。
入社するまでは、設計者に対して、1人で黙々と作業をする「職人」のようなイメージを持っていました。ですが、実際はその真逆。構造設計という仕事は、他職能との打ち合わせや調整の積み重ねです。設計段階を離れた後も、現場の工事監理や施工者とのコミュニケーションを密に取り、竣工するまでチームプレーは続いていきます。多くの人と関わりながら仕事を進めること、それは、自分の意見を周囲に納得してもらうことでもあります。たとえ自分の中で「これだ!」という設計ができても、そこに根拠がなければ、周りは納得できないし、動いてくれません。一つ一つの自分の判断に対して、“なぜそうしたか”という根拠を持ち、ロジカルに説明することがとても大事なのです。
三菱地所設計では、小規模な物件から、超高層ビル、大規模な都市計画まで、あらゆる種類のプロジェクトを手がけています。それぞれに異なる課題がある中で、自分なりの答えを導き出して、ベストな設計を実現する。その難しさと、それを乗り越えたときの喜びこそが、この仕事の魅力だと感じています。
ONE DAY SCHEDULE
ある1日の流れ
INTERVIEW