INTERVIEW #08

プロジェクトの中心で、
全員が納得のいくゴールを描く。

都市開発マネジメント部/2017年入社/Iさん

地域のために本当に必要な都市計画を。

都市開発マネジメント部では、都市計画を活用した開発プロジェクトの初動期を担っています。役割としては、プロジェクトの基本構想・基本計画をつくりあげる段階の舵取り役。面的複合開発のマスタープランや、設計監理に結びつけるようなプロジェクトがメインで、1ha未満から100haを超えるようなものまで、さまざまなスケールを扱っています。多岐にわたる与条件を検討・整理し、設計や土木などの関係部署とともに方針を練り上げるのですが、お客さまや行政のご担当者など、社内外の関係者の合意を得ながら、プロジェクトを進めていきます。さまざまな立場、考え方があるなかで、関係者全員が納得のいくゴールに向けてプロジェクトをマネジメントするのは、簡単なことではありません。実際、計画段階で意見が食い違い、どこを目指せばいいのか、見失いそうになることも少なくありません。そんな時に大切にしているのは、地域のために本当に必要なことは何か、自分なりの答えを必ず持つこと。部内の諸先輩方の姿勢を、私も受け継いでいます。

蓄積された経験知が、
未来につながる。

もっとも印象に残っている仕事は、ある自治体から受託した、開発に関する制度改定です。現行の制度では評価しきれなかった貢献項目の洗い出しや、世界各国の事例収集、統計分析に基づく新たな評価軸のご提案など、業務は多岐にわたりました。ケーススタディやGIS分析による新制度設計の検証なども行いました。より良い空間、機能を誘導するために、制度は今後どうあるべきか。同制度を活用した開発を数多く手がけてきた組織設計事務所である私たちだからこそ、これまでの経験知を、制度設計のアイデアに落とし込むことができたと感じています。改めて、制度や制約、デザインの関係性を突き詰めて考察できたこと、会社に蓄積されたさまざまな設計経験に触れられたことは、私にとって貴重な学びとなりました。制度が新しくなることで、未来の都市計画にも少なからず貢献できるはず。そんなやりがいのある仕事に携われるこの環境で、刺激の多い日々を送っています。

ONE DAY SCHEDULE

ある1日の流れ

INTERVIEW