INTERVIEW #07

品質を守る、最後の砦。

工務部/2016年入社/Iさん

品質を守る、使命がある。

工事監理は、建築における最後の砦です。わかりやすく言えば、建物を形づくる躯体工事に対して、問題がないかどうか最終的な判断を行う役割を担っています。プロジェクトが始動した最初の段階から、竣工を迎える最後の段階まで、関係各所と調整を図りながら、コストや工期を確認していきます。私は入社してから2年間、都心の大規模開発プロジェクトの工事監理に携わり、鉄筋工事とコンクリート工事を主に担当していました。コンクリート配合計画書の確認や、コンクリート受入検査、配筋検査への立会い、打設管理状況の確認、打設後の出来形確認など、工事監理が最終判断を行う項目は多岐にわたります。不具合やミスを見逃さない、強い使命感と倫理観が問われる仕事とも言えるでしょう。私たち工事監理・積算がいなければ、三菱地所設計が大切にしている建物の品質を保つことは不可能。常に発注者の立場に立って、品質を守ることに全力を注いでいます。

工事監理・積算のプロとして

大規模な現場では、大なり小なり、日々どこかでトラブルが起きるもの。図面通りの形状ではなかったり、鉄筋の組み方が違っていたり。設計図書の解釈をめぐって、施工者と意見が対立することもあります。工事のやり直しになれば、お金がかかりますから施工者側も真剣勝負。そんな時は、私たち監理者も、若手だろうと、1年目だろうと、監理者として言うべきことは、はっきり言います。お伺いを立てているようでは、現場で人は動いてくれません。ダメなものはダメ、違うものは違う。その場、その場で意見が言えず、若手のうちは苦労したこともありました。けれども、2年間、現場を経験したことは、コストマネジメント室に異動した今、生かされていると感じます。三菱地所設計の監理者は、現場において発注者や施工者など、多くの関係者から頼りにされる存在。それはこれまで多くのプロジェクトにおいて先輩方が積み上げた実績やノウハウがあるからだと思います。私もまた、工事監理・積算に携わる一人として、プロフェッショナルになりたいと考えています。

ONE DAY SCHEDULE

ある1日の流れ

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